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看護部長メッセージ
患者さんを「生活する人」として尊重し、看護師自らも「人」としての誇りを胸に
京都府立医科大学附属病院は「世界トップレベルの医療を地域へ」を理念とし、安心・安全な先進医療の提供とチーム医療の推進、新しい医療の開発を担う医療人の育成を掲げ、150年の歴史を刻んできました。この伝統を矜持とし、看護部では、「患者さんの人格を尊重します」、「患者さんの話に耳を傾けます」を行動指針として、日々の看護に向き合っています。高度急性期医療では当然のことながら命を守ることに重点が置かれます。だからこそ全人的視点を持って、患者さんを「生活する人」として理解し、その人らしさを大切に、尊厳を守る看護を提供したいと考えています。
ウィリアム・オスラーは看護師に必要なのは機転・清潔さ・寛容・思いやり・親切さ・明るさとそれをつなぐ慈しみの7つの徳であると唱えました。看護部ではまさにそのような看護師を生み出していくことを理想とし、「看護師としての品位と誇りを持ちます」「清潔な美しさとやさしさを持ち続けます」、「美しい会話をします」という行動指針も大切にしています。
看護師はケアの提供者である前に一人の人間です。そして人は人とのかかわりの中で成長します。看護という仕事を通して、相手の立場に立ち心身の痛みを受け止めるしなやかな心を養い、自らの誇りを大切にできる「人」としての成長を、私たちと共に目指してまいりましょう。
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