京都大学の支援制度を活用して海外研修
ICUで2年間クリニカルコーチを務め、新人教育に関わる中で、新人さんが臨床に出た時に少なからず感じるであろうリアリティショックを最小限にし、現場で求められる臨床力を育てるむずかしさを痛感していました。そんな時、シミュレーション教育をメインとした海外研修があることを知り、参加を希望しました。
研修には「ジョン万プログラム」という京都大学が実施している、若手人材海外派遣事業を利用。渡航費用などのサポートを受けることができたおかげで、集中して研修に取り組むことができました。
シミュレーション教育のノウハウを吸収
研修では、ハワイ大学マノア校にある看護職者・看護学生のためのシミュレーション研修施設で、効果的なシミュレーション教育を企画・実施するためのノウハウを学びました。さらに留学中にハワイ大学で開催された国際学会に、ボードに研修・活動内容まとめる一題ポスターセッションで参加。こうした経験を通して、新人教育を行う上でどれだけシミュレーション教育が効果的かを実感しました。今後は研修で研修したことを発展させ、自部署でもシミュレーション教育を取り入れていきたいと考えています。同時に自分自身の指導スキルの向上に努めています。
新人・若手時代をどんな環境で過ごすかは、看護師としての思考力や実践力を養う上で重要です。当院はキャリアをスタートさせる場として恵まれた環境が整っていると、自信をもって言えます。
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