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【シンプル】ワッサーマンの歯車を徹底解説

Wassermanの歯車アイキャッチ お勉強

Wassermanの歯車って言葉を耳にしたことありますか?

この概念は患者状態を把握する手助けになります

この概念は運動を進めるにあたっての問題点把握の手助けになります

この概念を知っておくことで、リスク管理につながります

内部疾患系を診ていく上での根本的な概念となります。

 

ちょっと勉強していってみませんか?

 

もしも動画でこの記事を見てみたい方は・・・

ワッサーマンの歯車を解説します
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これがWassermanの歯車だ!

Wassermanの歯車

引用:https://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g005911

《呼吸ー循環ー運動》 が密接に関わりあっていることを示しています。

どのように関わっていて、何が重要なのか。

その点について解説していきます。

 

どれか1つでも欠けたら運動は不可能

運動をする。

想像してみて下さい。

何が必要ですか?

歯車構成

実はこのイラストの何か一つが欠けても運動は遂行できません。

 

運動に必要なもの

運動は筋骨格系によって行われます。

その筋骨格系には働くためのエネルギーが必要です。

そのエネルギーはミトコンドリア内で作られるATPが産み出します。

ミトコンドリアは細胞内に住んでいます。

ATPを作り出すためには酸素が細胞内のミトコンドリアに届く必要があります。

そのためには鼻や口から取り入れた酸素を体内の各細胞に運搬する必要があります。

 

 

基本的な流れ

  1. 外呼吸により肺内で外気から血液にガスが運搬され
  2. 循環に乗って細胞付近まで到達し
  3. 内呼吸によってミトコンドリアにガス供給される
外呼吸:みんなが想像する呼吸(息を吸う/吐く)
外気を肺内の血管から取り入れて、いらないもの(CO₂)を吐き出す内呼吸:血管から各細胞に酸素を受け渡し、いらいないもの(CO₂)を受け取る

シンプルに解説

筋肉

運動したい!
そのためのエネルギーが欲しい!
ミトコンドリア
OK!作るから酸素くれ!
心臓
よっしゃ!ガンガン送る!
酸素もガンガンもらわないと追いつかねーぞ!
肺
よし!ならいつも手抜いてたけどフルパワーで行くわ!
呼吸
頑張って呼吸するでござる
みたいな・・・( ´艸`)
安静時であっても酸素需要はあります。
しかし、安静⇒労作という酸素需要が高まる状態にも対応する必要があります。
そして、労作を継続するという時にも対応する必要があります。
まぁこの辺は乳酸の作用とかもありますが、それはまた今度
運動負荷が強ければ強いほど、筋肉の酸素需要は高まります。
そうなると心臓も肺も頑張らなくてはいけません。

これは以下の方法で達成できます。

  1. 酸素量の増加 : たくさん酸素を得る
  2. 末梢血管床の拡張 : 普段使ってない肺血管まで使う
  3. 拍出量の増加 : 心臓にもっとがんばってもらう
  4. 肺血流量増加 : 広がった血管と心臓の頑張りでより酸素を得る
  5. 換気の増加 : もっと酸素を取り入れ、たくさん溜まってくる二酸化炭素を吐き出す

Wassermanの歯車

引用:https://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g005911

筋骨格で酸素は消費され、逆に回収し増加した二酸化炭素を排出しなければなりません。

そうしないと、常に酸性とアルカリ性の中間であるところに調整していた体内は酸性に傾きます。

酸性に傾くと体は酸(二酸化炭素の事と思ってもらっていいです)を体から出そうとするため呼吸数・一回換気量(一回の息の大きさ)の増加につながります。

 

実際に患者を診るときの考え方

特にリハビリテーションにおける、早期離床での考え方になります。

術前問題なく可能だった離床が困難でした。

これは何が原因でしょうか?

痛みの影響により全身の筋を防御的に使用しており酸素需要が高まった。
術後輸液過多により心不全兆候となり心負荷の増す離床行為に、心機能が追い付かなかった。
肺水腫・術後肺炎・無気肺などの肺機能低下により十分なガス交換が行われなかった。
筋弛緩薬や麻酔の影響、覚醒の影響により十分な換気を得られなかった。

このように色々な可能性が列挙できます。
先ほどのイラストのどこかに問題が潜んでいます。
それを評価し対策を取ることでリスク管理を行います。

ただ単に、離床した⇒バイタルが崩れた⇒中止の流れではなく

離床前に、この要素が低下しているから離床後こんな反応が出るかもしれない

そんな風に評価し実行し対処するのがリスク管理です。

 

まとめ

Wassermanの歯車は呼吸ー循環ー運動が密接に関与しています

酸素需要が高まるとそれぞれ連動した反応を起こします

それは呼吸数や一回換気量・心拍数に現れます

離床などを実施する際はあらかじめこれらの要素を評価・予測しリスク管理をする必要があります

 

~参考文献~
絹川ら, Wassermanの歯車,循環器専門医第14巻第1号,2006
吉川ら,心配運動負荷検査,日内会誌,101:1555~1561,2012

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